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【献本】潰れない生き方

潰れない生き方 (ベスト新書)
潰れない生き方 (ベスト新書)
高橋 克徳(著)

KKベストセラーズ様から本を贈って頂きました。ありがとうございます。

「会社に行くのは、楽しいですか?」

という問いかけから、本書は始まります。

この問いかけに対して「はい」と答えられる方には、この本は必要ありません。

「はい」とは答えられない方にこそ、読んで頂きたい本です。

興味深い実験の話が載っていました。

次のような実験です。

まず、被験者には先生役になってもらいます。

生徒役は、仕掛け人が演じます。

生徒役は椅子に縛り付けられています。単語のテストが出題され、生徒役が答えを間違えるたびに、椅子に電気ショックが与えられるという設定です。

電圧は、答えを間違えるごとに徐々にパワーアップしていきます。

先生役の被験者にはあらかじめ、450ボルトを超えると死んでしまうことを示唆しておきます。

120ボルトを超えると、生徒役は激しい叫び声を上げます。

被験者が途中でやめようとしても、「絶対に続けてください」と指示を出します。

じつは電流は流れていません。生徒役は演技で絶叫しているだけです。

この実験を40人の被験者に対して行いました。

実験の結果、生徒が絶叫する120ボルトでやめる人は、誰もいませんでした。

300ボルトあたりから、若干拒否をする人が現れます。

それでも、死に至るとされる450ボルトまで続行した人は、全体の62.5%にあたる25人もいました。

先生役の被験者は「生徒を苦しめているのは、実験を指示している者であり、自分ではない。自分は悪くない」という心理状態になり、危険だとわかっていても続行してしまうのです。

会社のシステムに服従した上司が部下に対して「絶対に○○台売ってこい!それができなければクビだ!」と命令し、部下を追い詰めるのも、この心理に似ています。

上司も内心で「やりすぎでは?」と思っていても、自分は会社の指示に従っているだけという心理から、部下を追い詰めてしまうのです。

職場の人間関係や、ギスギスした職場心理の仕組みがスケルトンのように丸見えになる一冊です。

職場で潰れやすい人々にはどのようなタイプがあるのか、潰れない人々は何が違うのか、不機嫌な職場の正体とは何なのか、潰れないためにはどうしたらいいのか。そういったことに興味のある方にはオススメです。

at 13:47, あーりー, ビジネス

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