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兵法 項羽と劉邦 - 漢楚の兵法に学ぶ

兵法 項羽と劉邦―漢楚の兵法に学ぶ (PHP文庫)
兵法 項羽と劉邦―漢楚の兵法に学ぶ (PHP文庫)
大橋 武夫(著)

司馬遼太郎の小説でもおなじみの、項羽と劉邦。この2人の戦いを「兵法」の視点から解説した一冊です。にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

秦末の争乱や楚漢抗争のときに、だれがどのように大陸を移動し、どう兵を動かして戦ったかが、地図をまじえてわかりやすくまとめられています。地図というのは本当にありがたいですね。

ぼくは中国の地名を言われてもピンときません。だから、劉邦が「昌邑→夏邑→陳留→白馬→宛→武関」というルートで咸陽に向かった、と文字で書かれても、は?と混乱してしまいます。

その点、本書では進撃ルートが地図上に矢印で示されています。おかげで「なるほど! 劉邦はこんなにジグザグに進軍したのか!」と瞬時に理解することができます。

張良の作戦についても、そうです。ただ文字で兵の動きを説明されるよりも、本書のように図を挿入して説明してもらったほうが、はるかに分かりやすくて興味が持てます。

小説を読めば人間ドラマも楽しむことができますが、そうではなく純粋に戦術・戦略の面から『項羽と劉邦』の戦いを読んでみたいという方には、便利な本だと思います。古書でしか手に入らない貴重品になってしまったのが残念です。

at 15:46, あーりー, 歴史教養

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