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映画 レッドクリフ - 感想

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きのう『レッドクリフ Part1』をテレビで観ました。いや、さすが話題になっただけあって面白いですね! 正史とも演義とも違うオリジナルのシーンもたくさんあって楽しめました。
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三国志を知らない家族と一緒に見ていたのですが、要点の説明がとても自然でわかりやすく、すぐに話に入り込めたようです。たとえば、映画がはじまってすぐに、後漢の献帝が曹操の言いなりであることがハッキリわかります。そして…

あ、ここから先はネタバレになってしまうので、内容をあまり知りたくない方は、かろやかに脱出して頂けると助かります。


さてさて。冒頭では曹操が、出兵に反対する孔融を「出陣のいけにえ」として処刑します。曹操が献帝を威圧してから孔融を斬首するまで、あっという間です。この短いシーンを見ただけで、ぼくの家族のように何の予備知識がなくても、曹操が悪役であることがわかります。もちろん、実際の歴史には悪も正義もないんですが、とにかく今回の映画では悪役なんだ、ということがわかるわけです。

一方、劉備は民を見捨てず、民の盾となって曹操軍と戦います。これで見ているほうは「ああ、劉備ってのはいい人なんだな」となります。

呉の周瑜もそうです。映画やドラマでは、子供と動物にやさしい人はいい人です。だから周瑜は、訓練を中座してまで近所の子供の笛を直してあげて、今回の映画では「いい人」側であることをぼくの家族にアピールしてくれました。

さらに周瑜は絶纓(ぜつえい)の会を思わせる小粋なはからいで牛泥棒をかばい、人間としての度量・魅力を示してくれました。これでもう完全に「悪い魏」と「いい蜀呉」という構図がはっきりします。

そして何といっても、孔明がいい味を出していました。金城武の演じるすっとぼけた孔明が大好きになりました。ひょうひょうとしています。そして、決めるところは決めてくれます。

孔明と周瑜が互いの腹を探りあう頭脳戦は、三国志のみどころの一つですよね。この映画ではそれを「言葉」ではなく「音楽」でやっています。2人が余興に琴をかなで、その音色を通して互いの思惑を読みあう場面は見応えがありました。

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at 10:49, あーりー, 日記

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