<< コメント力 - 「できる人」はここがちがう | main | ジェネレーションX - 加速された文化のための物語たち >>

三国志は長すぎる! という方へ

三国志
早わかりコミック三国志 (上) (知的生きかた文庫)
早わかりコミック三国志 (中) (知的生きかた文庫)
早わかりコミック三国志 (下) (知的生きかた文庫)
とみ新蔵(作・画) 守屋洋(責任監修)

短くまとまった三国志です。漫画です。短いといっても1冊ではおさまらず、全3巻なところがさすが三国志。雄大です。

むかし僕は三国志に興味がありながら、長い小説を読むのをためらっていました。三国志の小説は僕にとって未知の世界でした。予備知識が少ないままうかつに足を踏み入れて挫折するよりも、ある程度の全体像をあらかじめ把握しておきたいと思ったんです。

そんなときに書店で見つけたのが、この『早わかりコミック三国志』です。当時は当たり前のように読んで、当たり前のように面白がっていましたが、今思うと、三国志という長い長い物語をよくここまでコンパクトに、しかも要点をもらさずまとめられたものだと、感嘆してしまいます。

僕がとくに好きなのは、暗愚な2代目として描かれることの多い劉禅が、この漫画では文武両道の聡明な少年として登場することです。劉備のあとを継いで蜀の皇帝となった劉禅は、戦いに明け暮れる日々を憂うようになります。

権力者がむやみに動けば田畑が荒れ、兵が死に、民が苦しむだけだ。魏が攻めて来た時も、劉禅はそう言って戦おうとしませんでした。

壮大な三国志をコンパクトにまとめた内容でありながら、それでいてスケール感を失わず、登場人物を個性的に照らしだした漫画です。

at 15:49, あーりー, まんが

-, trackbacks(0), - -

trackback
url:http://books.ariken.info/trackback/1216475