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小説 徳川秀忠 - 童門 冬二(著)

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小説 徳川秀忠 (人物文庫)
童門 冬二(著)

徳川幕府の第2代将軍、徳川秀忠が主人公の歴史小説。彼の目を通して、関ヶ原の戦いや大坂の陣、さらに3代将軍家光への政権移譲などが描かれています。歴史を現代のビジネス社会に例えたり、文中に箇条書きを用いるという手法は健在です。

言うまでもなく、徳川幕府の創始者は戦国乱世を這い上がってきた家康です。3代目は生まれながらの将軍、家光。このふたりに挟まれて、2代目の秀忠はなんとなく地味なイメージがあります。しかし、この小説を読むと印象が変わります。

秀忠は関ヶ原の戦いに遅刻しました。すでにこれだけで「秀忠は無能だ」というイメージがつきやすくなっているのですが、本書を読むと別の事情が見えてきます。

これは「秀忠はあえて関ヶ原に遅参した」という視点から書かれた小説です。可能な限りフィクションを排除したリアルな作風で、秀忠が有能な2代目だったことを証明しています。

at 13:47, あーりー, 歴史小説

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