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宮本武蔵 - 津本 陽(著)

宮本武蔵 (文春文庫)
宮本武蔵 (文春文庫)
津本 陽(著)

夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞した津本陽の小説。

少年・弁之助(のちの宮本武蔵)は、父をはずかしめた武者修行者・有馬喜兵衛に勝負を挑みます。このとき武蔵は13歳。対する喜兵衛は28歳。

武蔵は天真正伝香取神道流の達人である喜兵衛を終始圧倒し、彼の頭を叩き割ります。これが宮本武蔵の剣豪伝説のはじまりとなりました。

剣の道を極めれば極めるほど武蔵は孤独になっていくような気がしました。武蔵の心をなぐさめているのが亡き女性への想いであることが、かえって孤独感を際立たせます。

胸にしみる言葉があります。人生の道しるべになる言葉です。武蔵が人生のいろいろな瞬間で何を考えて、どう行動したのか。そこに僕は救いやヒントを見出そうとして、吸い込まれていったのかも知れません。

スピード感があります。物語がすすむと、武蔵の刀のあざやかなひとふりで章が終わるようになります。それはまるで武蔵がその刀のひとふりで次の章への扉を斬りやぶるような、人生を切り開いていくような、そんな印象です。

at 13:16, あーりー, 歴史小説

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