機動戦士ガンダム オリジン19巻 ソロモン編・前

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Amazonおすすめ度:
オッサン達がかっこいい
ドズルの父性に涙
ガンダム、暴走?!

 アニメの『ファースト』も人間くさかったですが、『オリジン』はさらに人間くさくていいですね。キャラがいいです。

今回、ガンダムをマグネット・コーティングするために登場するモスク・ハンもイイ味を出していますが、なんといっても相変わらずドズルがイイです。

「あの時、あの学校」から始まったジオンの革命を、ドズルはひたすら走り続けてきました。「あの時、あの学校」には、ガルマがいました。シャアもいました。そしてみんな若かった。熱い時代でした。

『オリジン』には、“歴史”があります。

もちろんアニメ『ファースト』にも“歴史”はあるのですが、『オリジン』ではこれがより深く、人間味いっぱいに描かれています。そこが好きです。

シャアも見モノです。キシリアとの駆け引きがあります。

シャアが「仮面と覆面のかけひき、堪能いたしました」と言えば、キシリアは「ずいぶんと大人になったものだな、『シャア』」と応じます。シャアではなく、『シャア』です。かぎカッコがついています。シャアはもう、かつてのキャスバル坊やではなく、『シャア』です。キシリアの言葉に込められたこうしたニュアンスからも、人物たちの“歴史”を感じます。

at 09:40, あーりー, まんが

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マンガ 仏陀入門 - 仏教の開祖・釈尊の生涯

マンガ 仏陀入門―仏教の開祖・釈尊の生涯 (サンマーク文庫)
マンガ 仏陀入門―仏教の開祖・釈尊の生涯 (サンマーク文庫)
松原泰道(監修)

仏教の開祖であるブッダの生涯を描いた漫画です。当たり前ですが、最初から一人前だった人はいませんよね。ブッダでさえ、はじめは師に付いて学んでいるんですから。

そう考えると、未熟な自分にも勇気がわいてきます。ブッダから、そういう勇気のもらい方をしていいのか悪いのか、わかりませんが。

at 11:23, あーりー, まんが

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藤子・F・不二雄 短編集 - もう一人の自分

藤子F不二雄_SF短編集
藤子・F・不二雄短編集 もう一人の自分編 (My First Big)
藤子・F・不二雄(著)

マンガです。おもにパラレルワールドをテーマにしたSF短編集。ぜんぶで7つの作品が収められています。

第1話。マンガ家を目指す少年が、パラレルワールドを行き来して、もう一人の自分とマンガを合作する『ふたりぼち』。

第2話。サラリーマン・黒田弘の前に、ある日突然もう一人の自分が現れる『俺と俺と俺』。その原因を究明してくと、真相は意外なものでした。もう一人の自分の原因は、パラレルワールドでもタイムスリップでもありません。

第3話。大会社の息子からホームレスに転落した男が、人生の分岐点をやり直すため、過去の自分に会いに行く『あのバカは荒野をめざす』。

第4話。時価3億円の山林を相続した学生が、その山林をどうするべきか、過去や未来の自分をまじえて相談する『自分会議』。『ドラえもん』にも、ちょっと似ている話がありました。あちらはほのぼのした内容でした。でも、こちらは恐ろしい終わり方になっています。

第5話。パラレルワールドからもう一人の自分がやってきて悪行を重ねる『ぼくの悪行』。主人公は、もう一人の自分の悪行を自分のせいにされて、ピンチに陥ります。

第6話。枝分かれしたパラレルワールドの自分たちが一堂に会する『パラレル同窓会』。社長に出世しながらも日々の生活に物足りなさを感じていた主人公は、別の世界の自分をうらやましがります。そこで彼は、もう一人の自分と世界を入れ替えてもらうのですが…。

第7話。死んだはずの幼なじみの女の子が姿をあらわす『山寺グラフィティ』。心あたたまります。

パラレルワールドは、選択しなかったもう一つの人生です。パラレルワールドが無限にあるということは、選択肢は無限にあって、未来も無限に開けているということなんですね。

at 08:07, あーりー, まんが

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鳥山明 - 初期の作品

鳥山明○作劇場 VOL.1 (1) (ジャンプコミックス)
鳥山明○作劇場 VOL.1 (1) (ジャンプコミックス)
鳥山 明(著)

マンガです。鳥山明の初期短編集です。

大河の最初の一滴には、下流ほどの雄大さはありません。でも、このしずくが集まって大河になる。そういう夢があります。

at 23:08, あーりー, まんが

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名探偵コナン - 特別編

本編のコナンとは別の完全オリジナルストーリーです。

名探偵コナン―特別編 (1) (てんとう虫コミックス)
名探偵コナン―特別編 (1) (てんとう虫コミックス)

ちょっとした空き時間にサクサクっと本を読むのが好きです。

いつもそれ用の本をスタンバイさせています。スタンバイさせている本は、小説だったりマンガだったりします。ちょっと前まではシャーロック・ホームズでした。『金田一少年の事件簿』だったこともあります。

推理モノが好きなのかも知れません。あ、でもついこの前は『伝染るんです』でした。だからジャンルは関係なさそうです。

いまは『名探偵コナン特別編』の漫画をスタンバイさせています。ずいぶん前に一度読んだものです。一度読んだはずなのに、すっかり内容を忘れています。そういえば、シャーロック・ホームズのときもそうでした。数年おきに再読すれば、永遠に楽しめるかもしれません。ナイス、物忘れ。経済的です。

本書『コナン特別編』の事件はコンパクトです。通常のコミックの事件よりも短く完結します。最短で1話完結。長くても3話くらいです。

短いぶん、犯人やトリックの目星はつきやすいです。だからこそ、空き時間を利用してお手軽にミステリを楽しむには、うってつけです。

短い中に効率よくトリックや手がかりをまとめるのは大変だったんじゃないかと思います。何を楽しむのも、作り手のみなさんの創意工夫のおかげなんだなぁと、そんなことをふと思ってみたりしました。

at 12:22, あーりー, まんが

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時計仕掛けのりんご - 手塚治虫(著)

時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)
時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)
手塚 治虫(著)

手塚治虫のマンガ。短編集です。つぎの5作品が収められています。

「ペーター・キュルテンの記録」
「時計仕掛けのりんご」
「カノン」
「白い幻影」
「最上殿始末」

黒い影のある話が多いような気がしました。覗いちゃいけない世界、足を踏み入れちゃいけない世界です。でも、ついつい覗いてしまう、足を踏み入れてしまう、そんな印象です。

どの作品も、先の読めないスリルがありました。ホラー映画を見ていて、いきなり怖いシーンになるとドキッとしますよね。個人的には、あのスリルに似ているような気がしました。

はたしてこの先どんな展開になるのか、どんな真相が飛び出してくるのか、読むのがちょっと怖い。怖いけど読みたい。そんな気持ちでドキドキしながらページをめくりました。

おすすめは「最上殿始末」です。東北の戦国大名・最上義光の話です。

おもな登場人物は、最上義光、その妻、そして武士に憧れる農民の男の3人です。この3人が壮絶な復讐とだまし合いを繰り広げます。本当の勝者はだれなのか。注目です。

はじめて読んだときは(ぼくが子供だったせいか)最後のシーンの意味がよくわかりませんでした。でも大人になってから読み返すと、すべてつながりました。

おかげで、それまで見落としていたもう一つの恐ろしい真相が、とつぜん目の前にあらわれてきて、背筋がゾワッとしました。
時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)

at 08:37, あーりー, まんが

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マンガ 卑弥呼 - 邪馬台国のなぞの女王

卑弥呼―邪馬台国のなぞの女王 (学習漫画 日本の伝記)
卑弥呼―邪馬台国のなぞの女王 (学習漫画 日本の伝記)

邪馬台国の女王・卑弥呼の伝記漫画です。

卑弥呼の生き方を通して、当時の日本の状況、弥生時代の人々の生活がよくわかる一冊です。現在までにわかっているさまざまな研究結果と、『魏志倭人伝』をもとに描かれています。

内容をわかりやすくするために地図や写真がたくさん用いられているので、情報がビジュアルでどんどん入ってきます。漫画を読んで「もっと詳しく知りたい」と思ったら、巻末にある資料室・年表・解説でさらに理解を深めることもできます。

卑弥呼は中国の魏に使いを送っていますよね。そのころの中国はちょうど「三国志」の時代でした。1回目の使者を送ったのが238年頃といいますから、すでに劉備や諸葛亮、曹操らは生きていませんが、孫権や司馬懿は健在でした。

日本と中国はすごく近いですから、卑弥呼、孫権、司馬懿の3人が、例えばおなじ夜におなじ月を見上げたこともあったんでしょうね。

at 08:46, あーりー, まんが

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実録!禅僧たちはこうして悟りを開いた

いつも本ブログランキングの応援クリックありがとうございます。今回は禅について描かれたマンガを紹介させてください。

禅の悟りがどんなものか、僕には分かりません。

もしかすると悟りというのは、口笛を吹けるようになったり、自転車に乗れるようになったりするのと似ているのかも知れない、と本当に勝手ながら想像することがあります。

マンガ 禅の思想 (講談社プラスアルファ文庫)
マンガ 禅の思想 (講談社プラスアルファ文庫)
野末陳平(監修)

滴水という僧は、師匠から「水を捨てるくらいなら草花に注いでやれ」と叱られたとき、悟りに達したといいます。

徳山という僧は、闇夜でろうそくの火を吹き消されたとき、はっと悟ったそうです。

盤山という僧は、肉屋の主人と客の会話を聞いていて悟ったといいます。

守端という僧は、師匠から「道化師は人が笑うのを喜ぶが、おまえは笑われまいとしている」と言われたとき、悟りました。

こうした実例・エピソードが盛り込まれている本です。

アマゾンの紹介文を引用しますね。

禅とは、悟りとは、無とは!?

アタマで理解しようとすればするほど、心に留めようとすればするほど、この答えは見えなくなる。

禅の知恵や、禅をつくり伝えた人々をマンガで表現したこの1冊は、「難しいという概念」が難解にしていた禅の思想をやさしく解明する。

理解しようと力まず、気楽に禅に接するための1冊!!

口笛の吹き方をいくら言葉で説明してもらっても、自分で実際に吹いてみるまでは音の出し方が分からないのと同じで、悟りも体感した人にしか分からない。そんなふうに思っています。

これは、とくに根拠もなく思っていることなので、まったく的はずれかも知れませんし、それほど的はずれではないのかも知れませんし、よく分かりません。

とにかく禅とか悟りは未知の世界です。未知の世界だからこそ、悟りを開いたという人々に興味があります。どんな世界なんだろう、と。

悟りについて書かれた本をいくら読んでも、悟りの周りをただぐるぐる回っているだけで、決して核心には近づけないのだと思います。

ただ僕は、悟りそのものよりも、悟りの境地に達した人々のほうに興味があるような気がします。偉大な芸術家や、大帝国をつくった政治家・軍人に興味があるのと同じです。

どんな分野でも、頭角をあらわした人々の人生を見るのが好きです。とくに、どんなキッカケで頭角をあらわすようになったのか、そこに注目しています。

at 11:01, あーりー, まんが

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読んでいて大量の鼻血が噴き出した本

マンガです。中国の歴史上の人物をまとめた人物事典です。

人物事典 (学習漫画 中国の歴史)
人物事典 (学習漫画 中国の歴史)

僕は漫画の人物事典や伝記が大好きで、何冊か持っています。
↓↓
伝記漫画

そのうちの1冊がこの『人物事典 (学習漫画 中国の歴史)』です。

アマゾンの商品説明には次のように書かれています。

出版社/著者からの内容紹介
古代から現代まで、中国の代表的な人物約200名を時代別に収録。資料やコラムが豊富なので、各人物の生涯や活躍がよくわかる。

内容(「BOOK」データベースより)
この本では、小・中学校で習う人物を中心にして、中国の歴史で活やくした重要な人物、約220名をとりあげました。人物以外にも、重要な都市や各時代の文化などを、まとめてかこみ記事にしました。

この本でいちばん思い出深いのは、隋の皇帝・煬帝です。

煬帝は僕にとって鼻血の人です。

むかし、この本の煬帝のページを読んでいるときに突然、鼻血が出ました。当時の僕はちょっとした拍子によく鼻血を出していました。

のちに耳鼻科で鼻の中をレーザーか何かで焼いてもらってからは出なくなりましたから、たぶん鼻の内壁(という言い方があっているのかどうか分かりませんが)が弱かったのだと思います。

そのときも、いつものように突然の鼻血だったので、煬帝のページに血が落ちてしまいました。

そのまま本を放り出して鼻血の処理に追われたのか、それともひとまず本をティッシュで拭いたのか、細かいことは忘れてしまいました。

とにかく今でも煬帝のページには血の跡が残っていて、一部紙がはがれて白くなっています。

煬帝の鼻血

それからは本やテレビで煬帝の名が出てくるたびに、あぁ鼻血の人だ、となつかしい鼻血時代を思い出します。

at 07:45, あーりー, まんが

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三国志は長すぎる! という方へ

三国志
早わかりコミック三国志 (上) (知的生きかた文庫)
早わかりコミック三国志 (中) (知的生きかた文庫)
早わかりコミック三国志 (下) (知的生きかた文庫)
とみ新蔵(作・画) 守屋洋(責任監修)

短くまとまった三国志です。漫画です。短いといっても1冊ではおさまらず、全3巻なところがさすが三国志。雄大です。

むかし僕は三国志に興味がありながら、長い小説を読むのをためらっていました。三国志の小説は僕にとって未知の世界でした。予備知識が少ないままうかつに足を踏み入れて挫折するよりも、ある程度の全体像をあらかじめ把握しておきたいと思ったんです。

そんなときに書店で見つけたのが、この『早わかりコミック三国志』です。当時は当たり前のように読んで、当たり前のように面白がっていましたが、今思うと、三国志という長い長い物語をよくここまでコンパクトに、しかも要点をもらさずまとめられたものだと、感嘆してしまいます。

僕がとくに好きなのは、暗愚な2代目として描かれることの多い劉禅が、この漫画では文武両道の聡明な少年として登場することです。劉備のあとを継いで蜀の皇帝となった劉禅は、戦いに明け暮れる日々を憂うようになります。

権力者がむやみに動けば田畑が荒れ、兵が死に、民が苦しむだけだ。魏が攻めて来た時も、劉禅はそう言って戦おうとしませんでした。

壮大な三国志をコンパクトにまとめた内容でありながら、それでいてスケール感を失わず、登場人物を個性的に照らしだした漫画です。

at 15:49, あーりー, まんが

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